Javascript:Unicodeでエンコードされた2バイト文字を元に戻す
主にExtendScriptでしか活用できないと思いますが、JSで日本語などの2バイト文字をtoSource()するとUnicodeに変換されてしまいます。例えば「あ」は「\u3042」と表示されます。
このままでは使いにく場面があるので、元の2バイト文字に戻すコードを作成しました。replace以下のコードです。
var japanese = "ひらがなABCDカタカナ01234漢字"; var encoded = japanese.toSource(); alert(encoded); //→ (new String("\u3072\u3089\u304C\u306AABCD\u30AB\u30BF\u30AB\u30CA01234\u6F22\u5B57")) var decoded = encoded.replace(/(\\u)([0-9A-F]{4})/g, function(match,p1,p2){ return String.fromCharCode(parseInt(p2, 16)); }); alert(decoded); //→ (new String("ひらがなABCDカタカナ01234漢字"))
素早く画像書き出しできるillustrator向けスクリプト
12/11追記・・・JPEG書き出し追加とファイル名の拡張子が重なる場合のバグを修正しました。
9/10追記・・・保存先指定と、オブジェクト名からファイル名を付ける機能を追加しました
以前、画像切り出し用のスクリプトを作成しましたが、スクリプトの宿命というか実行するたびに「ファイル>スクリプト>何々スクリプト」という操作の手間があってビミョーに使いにくい操作性になっていました。
なんとかもっと簡単に書き出しできるようにならないか・・・と色々と調べていくうちに、スクリプトだけでもExtensionのような常駐型のウィンドウで作れるということが分かり、これを使ってより使いやすいスクリプトとして作り直しました。
このスクリプトのコンセプトは「とにかく、手間なく素早く書き出す!!」です。設定や書き出す前の下準備などは最小限に抑え、ワンクリックで書き出せる!ぐらいの気持ちで設計しました。UIもかなりシンプルにしたつもりです。ただ、実際のUIデザインの現場ではあったほうがいいよな~という機能も幾つかあるので、そちらはオプションという形で用意しました。
使用感はこのような感じです。
インストール
こちらからダウンロード後、「quick-exporter.jsx」と「img」フォルダをスクリプトフォルダに入れ、イラストレーターを起動し直してください。
www.dropbox.com
Githubでも公開しました。
github.com
Amazonギフトカンパ!
このブログでは私が作成した様々なスクリプトは全て無料で利用できます。illustratorをより便利に使ってもらえたら嬉しいと思いながら作成しています。
もしよければ少額カンパいただけると、新しいスクリプトを作るモチベーションにつながります!
※宛先のEメールは「sato_to_shioaol.jp」と入力してください(スパム対応では画像です)
illustratorでUIデザイン:スクリプトでExtension風パネルを実装
2015/9/5追記 いくつか認識違いがあったので記事を書きなおしました。
はじめに断っておきますが完全に時代遅れな内容の記事です。CCから実装できるようになったHTML5を使って作るExtensionが主流になると思いますので、これからやろうという方はそちらを調べたほうが良いと思います。「それでもスクリプトが好き!」という酔狂な方のためのニッチな情報になっています。
スクリプトは便利な機能をサクッと作れる分、「ファイル>スクリプト>目的のスクリプト」と操作しなければならなく起動するのが面倒ですよね。Macではスクリプトにショートカットを割り当てられるアプリもありますがWindowsにはありません。どうにかしてスクリプトをワンクリックで起動できないかなーってずっと考えていました。
スクリプトでUIを実装する場合、大抵ウィンドウオブジェクトを使います。ウィンドウオブジェクトは「window、dialog、palette」の3種類ありdialogとpaletteはモーダルかモードレスの違いで、windowは閉じるや最小化ボタンを持った一般的なウィンドウを作成できます。
dialogはモーダルなのでdialog表示中に他の操作はできませんが、paletteやwindowはモードレスなので他の操作もできます。これらを使えばスクリプトのウィンドウを表示したままillustratorでお絵かき出来たり、描いたものを選択してウィンドウ上のボタンをワンクリックして特定の処理を行ったりすることができそうです。夢が広がりますね。
windowだといわゆるタスクバーに表すれるような普通のwindowなのでillustratorのウィンドウの背面に隠れてしまうことが多々あります。paletteはillustratorのウィンドウ上に表示され続けるので、使い勝手的にはpaletteの方がExtensionに近い動作をすると言えます。この記事ではpaletteを使って実装します。
続きを読むillustratorでUIデザイン:切り出しスクリプトの設定変更
illustratorでは画像を書き出すときにいくつかのオプションがあります。例えば、背景色を指定したり、インデックスカラーの使用色を指定できたりします。
画像切り出しスクリプトでは操作をシンプルにするためと、スクリプト上では設定した内容を覚えておくことができないため毎度設定することになり手間が増えるので仕様としてはドロップしました。
ただ、やはり「設定変えて書き出したいよ」と言う声があると思うので、応急処置的ですが直接コードをいじる方法を紹介します。
スクリプトの10行目あたりからオプションとして指定できるプロパティを列記しています。今回のスクリプトでデフォルトとして指定しなかったものはコメントアウトして残しています。
また、私の分かる範囲で各々のプロパティと該当するUIの部分を番号で対応付けました。コードはコメントアウトの部分に番号を降っています。設定できる内容についてはillustraotorのリファレンスを参照して頂ければと思います。
Adobe Illustrator CS6 Reference: JavaScript
続きを読むillustratorでUIデザイン:画像切り出しスクリプト
8/19追記 書き出しがもっと楽に行えるスクリプトを作成しました。今後はこちらを使ってみてください。
Illustratorに限らずデザインカンプから画像部品を切り出すのって面倒ですよね。Fireworksのスライスツールは割と使いやすい方でしたが、illustratorのスライスツールは使いやすいとは言いがたい。。。と思います。
IllustratorのCCにはLayer Exporterという便利なエクステンションがあるようですが私がよく使うCS6の環境では使えません。更に調べてみると一旦レイヤーに分ける手間があったり、ドロップシャドウが欠けてしまったり、画像のサイズを指定できなかったりとUI向けに使うにはちょっと辛いかなと思うような点がありそうでした。(ちなみにCCは持ってないので使ったことはありません)
そこで、上記の課題を解決しつつ、デザインカンプからできるだけ素早く切り出しが行えるスクリプトを作ってみようと思いました。
ダウンロード 公開終了しました
概要と使い方
このスクリプトはIllustrator上で選択したオブジェクトをPNG(24bit)/ PNG(8bit)/ GIF/ SVGの形式で一括書き出しします。
1.書き出したいオブジェクトを選択してください。
一つの画像にまとめたいものはグループ化してから選択してください。
2.プラグインを実行し、希望の画像形式を選択して「OK」を押してください。
実行すると、AIファイルと同じフォルダ内に「(AIファイル名)_Image」というフォルダが自動的に出来、切り出した画像が保存されています。
illustratorでUIデザイン:positionとleft, topの違い
座標をいじるようなスクリプトを作成していると、たまに予測不可能な挙動をするときがあります。今まではあまり深く探ってきませんでしたが、良い機会なので調べてみることにしました。
オブジェクトの座標を示す2種類のプロパティ
ある程度スクリプトをいじったことがあるひとであればわかると思いますが、オブジェクトの座標を指定するときには「.position」のプロパティに代入します。ただ、他にも「.left、.top」というプロパティがありつい最近まで同じもの指すのだろうと考えていました。
ところが、座標系の問題があるので色々と調べてみたら、どうやら上記の2種類は違う座標を示しているという重大な発見をしました。